寒さが骨身にしみる昨今に、
骨の本の紹介です。
私、個人的に、解剖学がちょっぴり好きなんです。
そんな私がオススメしたいのがこの「骨単」です。
語源(ギシシャ語・ラテン語)から覚える解剖学英単語集。です。
まぁ、特に勉強のために買ったわけではなく・・・
「ほ・ほーーう。」 と、興味をひかれる事項が多く、また、カラーイラストが見やすいのです。
たとえば・・・
本の馬の肢で良く見かける 「Disital・デジタル」。
disit axis 趾軸 や、digital cushion 跖(蹠)枕。
何でデジタル? アナログクッションとかもあるの??。と。
元々はラテン語の「指」を意味する「digitus・ディギトゥス」から派生した英語「digit・ディジット」指。
「指折り数える」からデジタルを使うそうです。
ちなみに、アナログはギリシャ語で比例、類似、相似、比喩を意味するそうです。
他にも、我々に馴染み深い単語として、
ナビキュラー(navicular)。(ヒトでは舟状骨・馬では舟刀(トウ)骨)。
ギリシャ語のナウスに由来。ナビゲーション(navigation・航海術)、ネイヴィー(NAVY・海軍)も。
私たちが日々使っている「金床」は、ラテン語で「incus・インクース」。
音を鼓膜から脳に伝える3つある耳小骨の砧骨(きぬたこつ)を指します。槌骨(つちこつ)、鐙骨(あぶみこつ)もあります。
槌骨、砧骨、鐙骨の3つ合わせて耳小骨です。
phalanx(ファランクス・指骨)はギリシャ語の軍隊用語で、武装した歩兵が隙間なく隊列組む「密集方陣」からきているそうです。
これは実際にイラストを見ないとわかりづらいかも・・・。
な~るほどね~~ がたくさん詰まっているオススメの1冊です。
表紙の浮かれたガイコツも良い。
蛇足ですが・・・
ラテン語で
カローラは小さい冠、ボルボは回転、ワーゲンのPOLOは北極星、マグナムは大きい。だそうです。