「ちょっと馬を歩かせてみて」と言われたら。
もし、装蹄師さんに「ちょっと馬を歩かせて」と頼まれたら。
大体の人は大丈夫なのですが、たま~にどうしたらよいのか分からなさそうな人がいらっしゃいますので、装蹄師からのお願いです。
コンクリートやアスファルト敷きの平らで、そこそこ直線距離が取れる場所を見つけて、
「真っ直ぐ」、「スタスタ」歩かせてください。
つまり、装蹄師としては、蹄が着地する瞬間を主にチェックしたいのです。
写真はやや外側が先着してます。
私個人としましては、100%の馬が平坦踏着(とうちゃく)を望んでいるのか??と思っております。90%くらいでは??。
馬をまっすぐ歩かせるコツは、曳く人がまっすぐ歩くことです。
遠くに目標を置いて、それに向かってまっすぐ歩けば、自然と馬もまっすぐついてきます。(多少の蛇行は大丈夫です)
また、ある程度のスピードがないと逆に馬が痛い部分をかばったりするので、なるべくスタスタと早めの常歩でお願いします。
ほかにも、肢のふり方や、体重の乗せ方、蹄の反(かえ)し方、首のふり方などがスムーズかどうかとかも見ます。
場合によっては小さく回転させたり、8の字に回したり、速歩で曳いてもらったりもします。
もし、装蹄師さんに「ちょっと馬を歩かせて下さい」と言われたら、上記の事に気を付けて、ご協力よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
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