馬術競技大会に参加される皆様へ
- ① 馬術大会に出場する馬匹の装蹄は、計画的に事前に行いましょう。
- ② 競技会場には、必ず予備の蹄鉄を携行しましょう。
- ③ 特殊な蹄鉄やパット類等を使用されている場合は、それらの予備も忘れずに持参して下さい。
近年、乗馬人口の増加とともに全国各地で大変多くの馬術競技大会が開催されるようになり、馬術競技会に参加される馬匹の頭数も増えてきています。
さて、その馬術競技大会に出場される皆様に関東装蹄師会から、お願いがあります。
競技中のアクシデントに備え装蹄師が待機している大会も多くあります。本来、競技場に装蹄師が待機しているのは、あくまで緊急の対応が求められるアクシデント(落鉄や不慮の事故により装蹄療法が必要な場合など)に備えるためです。
その競技会の時に待機している装蹄師の方に装蹄を依頼される方を、時々見かけますが、競技の直前の装蹄は、人間で言うと新品の運動靴でマラソンするようなもので、大切な愛馬に負担がかかる可能性があり、その時対応される装蹄師にとっても馬にとっても決して望ましいことではありません。
そのように馬のリスクを少なくするためにも、競技会に参加される場合は、事前に愛馬の装蹄を行って競技に参加されますようお願いいたします。
また、万一の競技中の落鉄に備えて予備の蹄鉄を必ず持参してください。パット類や特殊蹄鉄を装着している馬はそれらも忘れず携帯するようにお願いいたします。