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日出る国の星・世界へ。

 この度本会所属の三宅装蹄師が米国におきまして「Rising Shoeing Star Award」という賞を受賞されましたので、三宅さん自身と受賞について等を聞いてみました。

 ~三宅さんについて~
名前 三宅 麻里江(2019年センター卒 24期生・東京出身)
所属 ホースシューイング山本
経歴 麻布大学 生命環境化学科 環境科学部 卒業
                                                    
装蹄師になろうと思ったきっかけは何ですか?
高校と大学で馬術部に所属しており、その時に装蹄に来てくださっていた山本隆幸装蹄師さんに声をかけていただいたのがきっかけです。
                                                     
目標とする人はいらっしゃいますか?
山本隆幸装蹄師です。

 ~「Rising Shoeing Star Award」 という賞について~

 ・「Rising Shoeing Star Award」とはどういった賞なのでしょうか?。
 2008年American Farriers Journal 誌は北米にある50以上の公立・私立の装蹄学校を卒業後、3年以内に装蹄師として成功している優れた若手装蹄師を表彰するための「Rising Shoeing Star Award」プログラムが創設されました。
 このプログラムの目的は、フットケア教育を継続することの重要性を推進する一方で、若い装蹄師が成功するキャリアに必要な才能を身につけることを奨励することです。

 
 ・賞をいただいた経緯などを教えて下さい。
 自分が卒業したアメリカの装蹄学校であるPacific Coast Horseshoeing SchoolのオーナーBob Smithさんから今回の賞に推薦したいという連絡がありました。自分が装蹄学校にいた時の成績や日本での装蹄教育センターでのアルバイトの経験、オリンピックへのボランティア参加、AFA(American Farriers Association)の資格CF(Certified Farrier)の取得、IAPF(International Association of Professional Farriers) のAF-1の取得などの功績を認めていただき今回の推薦に至りました。
 それに伴って推薦状をもらい提出することが可能でしたので日本装削蹄協会の青木修先輩と東京オリンピックでお世話になったイギリスの装蹄師Ben Bensonさんから推薦状をいただき提出しました。

 

 ・米国に行った理由は?
 理由はただもっと学びたいという気持ちが強かったからです。そして昔から視野を広げるために日本を出て海外も見てみたいと思っていました。それが今装蹄師になりたまたまその分野で海外へ、アメリカへ行こうというタイミングでした。アメリカを選んだ理由は特にありませんが他の国にも行きたいという気持ちはあります。
                                                     
 ・米国で感じた事は何ですか?
 実際に何度か行って感じたことは、自分が行っていた場所や周りの人々がとても素晴らしいということもありますが、実力社会なので自分がやればやるだけそれがしっかり評価され、同時に周りの人たちのサポートや応援がとても大きかったです。
 そして何よりコミュニティーができていて頻繁にローカルの造鉄大会が開かれたり、さまざまな分野での勉強会も開かれます。知識や技術をみんなで高め合っていくという感じをとても強く感じました。
 
・CFとAF-1という資格を2つ取られたとのことですが、それらを修得した理由はなぜですか?。
 まずCFについては理由は2つあります。1つ目は目標設定や自分の実力の可視化のため。
 2つ目は試験を受ける際たくさんの装蹄師と出会えるからです。試験を受けにくる装蹄師、試験官を行う装蹄師いろんな方との出会いを大切にし自分の可能性を広げたいという思いが強かったです。
 IAPF のAF−1に関しましてはこのIAPFについて簡単に自分がまとめた資料があるのでそれを添付させていただきます。(後述)
 AF−1修得の理由は自分がアメリカに行き、その組織のことを聞いたときに素晴らしい活動をしている団体だなと思いました。日本人ではまだ1人もいなかったためまずは自分が入ってみて、その仕組みや装蹄師業界に対しての取り組みをもっと知りたいと思ったからです。
                                                     
 ・装蹄学校の期間はどのくらいだったのでしょうか?
 自分が行ったPacific Coast Horseshoeing Schoolは2ヶ月間の講習期間です。
                                                       
 ・英語は独学で学ばれたのですか?。
 英語は独学です。 英語に関してもまだまだ未熟なため日々勉強中です。

                                                    

  ~今後のビジョンなど~
 今後はより一層技術と知識を磨き一つ一つ丁寧な仕事を心がけていきたいと思います。
                                                    

  ~終わりに~
 私が三宅さんと初めてお会いしたのは日獣大での解剖セミナーでした。確かその頃はまだ大学生で(日獣の学生さんだったと勝手に思っていました。)、来年装蹄学校に入ると聞いて「華奢な子だな」と思ったのが第一印象でした。
 また、セミナー中にこの本は買ったほうが良いでしょうか?と、英語の解剖学の本サンプルを見せてもらいましたが早すぎる知識は時に自身の足を引っ張ると思う私は諫めたように憶えております。
 しかしながら、当時華奢だと思われた三宅さんも研修会などでお会いする度に頼もしくなり、また、今回のような米国での活躍を知らされてかの心配は不要だったかな?と反省しました。
 英語も独学で学ばれて、努力の人なんだと思いました。
 しばらくは米国で修業をされるようですが、持ち前の努力と根性で第二の青木先生を目指しまた、後進の道標となるべく輝く星になって下さい。
                                                     
                                                     
 ーーーーーーーー~IAPFとは(三宅装蹄師によるレポート資料)~ーーーーーーーーーーーーー
                                                     
 IAPF (International Association of Professional Farriers)
                                                    
 A Balance of Art, Science & Technology
 他の業界の専門家との協力を通じで馬の健康を改善しながら、国際レベルでの継続的な教育と支援を通じてメンバーの知識とスキル強化をすることによって装蹄師業界の安全性を促進する。
 American Association of Professional Farriers(AAPF)が2012年に発足し、その後Canada & International Association of Professional Farriers (CAPF/IAPF)が発足された。これらの協会の創設の基点は装蹄師が専門家として彼らの業績を知ってもらうためであった。
 協会は現在アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、ヨーロッパ、南米の国々など世界各国で1000人を超える会員数へと成長している。
 私たちは装蹄師、獣医、および馬の蹄のケアに関心のあるその他の人々で構成される非営利団体 *501(C)(6)である。私たちの主な目的は、装蹄師を教育を受けた経験豊富な専門家として認識し、支援することである。 *内国歳入法第501条C項目 州税を免除される団体の定義
                                                      

 ・教育への取り組み
 この協会では、継続教育への会員の取り組みを認める手段として「認定」を提供している。装蹄師または獣医師が協会に参加すると、職業での年数に基づいて認定ステータスが付与される。
  2-5 years: Accredited Farrier(AF)
  5+ years: Accredited Professional Farrier(APF)
  AAPF Foundation Credential = AF-1 or APF-1
 メンバーは認定ステータスの維持をするために、年間最低24の継続教育(Continuing Education:CE)クレジットを取得する必要がある。
 協会はクリニック、コンベンション、シンポジウム、ウェビナー(web+seminar)、ポッドキャスト、およびその他のイベントの主催者やスポンサーと協力して、メンバーがCEクレジットを取得する機会を調整している。
 2016年に特に馬の分野と専門分野の教育に対するメンバーの継続的な取り組みを認めるために、新しい装蹄師の資格認定プログラムを作成。
                                                     
 教育パートナーの資金援助を通じて、評判の職人と女性が率いるAAPF/IAPF Hoofcare Essentialsクリニックがアメリカとカナダで毎年後援している。
 IAPFは資格認定プログラムを通じてトレーニングと承認のために“Foundation Credential“ に参加することが推奨されている。参加者には学習ガイドとそれに付随する試験問題が提供され、合格するにはこの試験問題で100%のスコアを獲得する必要がある。
 この“Foundation Credential”には以下の種類がある
  ・Farrier/Vet Relations
  ・Hunter Jumper
  ・Dressage
  ・Nutrition
  ・Locomotion
  ・Glue On
                                                     
・装蹄師の援助
 私たちはメンバーの安心で健康に尽力している。装蹄師支援基金は、病気や怪我のために働くことのできなくなってしまったメンバーにリソースを提供するようになっている。アラバマ州チェロキーのLifeData Labs Inc.はこのプログラムの主要な財政的支援者である。
  ・年会費の支払いごとに$2が基金に送られる。
  ・装蹄師、獣医師、馬のオーナーなどもこの基金に寄付することを歓迎します。
  ・負傷したり、病気のメンバーは、このメリットについて詳しく知るためにオフィスに連絡する必要がある。
  ・Mentoring(師匠)
 これは装蹄、獣医学校の卒業生から熟練した専門家(Mentee)(弟子)まで、さまざまなスキルと知識をメンバーが人生を形成する機会を提供する。他の知識や経験豊富なメンバー(Mentor)(師匠)との関係をつなぐことができる。MenteeとMentor 双方がAAPF CE クレジットを取得することができる。
 ・年会費 200ドル

リンク貼れたがな???。

ガムテープ

アンビリーバブル。
(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)

「ガムテープ」をクリックプリーズ。

FACEBOOK経由で拾ったので、見れなかったらごめんなさい。🙇

鼻ネジをかけるとエンドルフィン(鎮痛作用・多幸感)が20分ほど分泌されると誰かが言っていた。

ネジってなくても分泌されるのか??🤔

上唇にエンドルフィンを分泌させるスイッチがあるのか??
乳首に吸い付くと安心させるシステムか??な??。
🤔

おしゃぶりでもイケるかな???。🤔🤔🤔

G-スキャン。

一昨日早朝、高速走行中に警告灯が点滅した。😱

DPFというマフラーに廃棄カーボンが溜まり過ぎてますよ❗の警告。

装蹄車はボンゴバン、ディーゼル。

通常ならDPF(カーボン)を除去するスイッチを入れて自動的に除去できるのだが、そのスイッチまで故障し除去出来ない・・・。
(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)

とりあえず走行に支障は無い(と思った)ので、仕事をこなし、いつもお世話になっている整備工場へ。

そこで登場したのがこのキカイ。

G-スキャンといって、これを車のコンピューターに接続すると車のエラーコード(故障箇所)を拾ってくれるらしい。
1台100万円するんだと。😲
昨年末もあと2日で年末休みに入る・・・というところでオルタネーター(発電機)の警告灯が点灯し、仕事終了後レッカーにて担ぎ込まれ、このG-スキャンで原因が判明した。

31万キロを越えたのでそろそろ買い換えだとは思っている。😑

で、

このG-スキャンという道具を見て羨ましいと思った。

馬にも、脇の下あたりにこんなG-スキャン的なキカイを接続できるカプラー(ジャック)みたいのがあって、ピッ❗っと、ピピッ❗❗っとさ、故障箇所を解析してくれるシステムがあったらな〜〜と😩思った。

ピッ❗
あ〜そろそろ繋靭帯が劣化してきてるので交換しないとですね~・・・とか。

ピピッ❗❗
肘関節面の軟骨がすり減って傷んでます。
上腕骨と前腕骨を新しいものに換えておきましょう。
とか。

ピ❗
仙椎の2と3を新しいのに換えておきました。
とか。

そんな世界が再来年くらいには来ないかなぁ〜・・・。
😩

今年もあと2週間を切りました。
どちら様もご安全に。 🙇

10年前のとある仕事。

10年前のとある仕事。
やれやれです。😩

私、個人的には馬を知らない人はポニーは飼わない方がよいのでは?と、思っております。

ポニーは大きい犬のようなものではなく、小さい「馬」です。
もし、ポニーを飼いたいのであれば、乗馬クラブ等で馬の取り扱いの基本、習性等を学んだ上で飼育するのをお勧めいたします。
🙇

馬学講座につきまして。

今年度も関東装蹄師会主催・馬学講座はコロナの影響のため開催を見送ることとなりました。

シャロン・メイ・デイビス女史 解剖セミナー

2022年12月3(土)〜5(月)日におきまして、

2年振り??に

オーストラリアの解剖学者 シャロン・メイ・デイビス女史による解剖セミナーが行われます。

馬の生体機構を熟知した彼女のセミナーは装蹄師なら一度は受講したほうが良いと思います。

特に3日目(予定)の「膝蓋骨」は馬の肢を預かる装蹄師なら必見で、私も当ブログあるいは以前の関東装のブログで何度となく書いてきた「パテラロック・膝蓋骨による後肢のロック状態」を実感・体験できるのはこの他には無い機会です。

馬の後肢ってこういう仕組みを内包しているんだ!。
と、感動します。マジで。

この「パテラロック」を知らずして後肢を語るべからず。と思っております。

海外に行って彼女の講義を受講することを考えたら、
日本で、しかも通訳付きで、彼女の解剖を体験できるのならばかなり効率的です。

乗馬の装蹄師と言わず、競馬の方も、馬の身体の構造を学びたい方は参加する価値があります。
本や黒板では学べないことが盛りだくさん❗。
かなりオススメです❗👍。

百冊の本を読むより、一回の解剖実習です。

解剖が苦手でない方は是非❗🙇

エクイエンス ←

第73回 全国装蹄競技大会

2022年10月17日(月)
栃木県宇都宮市にあります
公益社団法人 日本装削蹄協会
装蹄教育センター 
におきまして、

農林水産祭参加
第73回 全国装蹄競技大会
が行われました。

関東装蹄師会からは
平野大純、武藤涼、大和凌太の3選手が参加しました。
佐藤さんと私は競技委員としてお手伝いさせていただきました。

コロナの影響で3年ぶりの開催で、今年は無観客かつ、講習生の造鉄、報奨授与式は割愛となりました。

午前は造鉄競技と装蹄判断競技
午後が本戦、全溝連尾造鉄と前肢用新標準蹄鉄(07)造鉄及び装蹄競技が行われました。

3年ぶりの全国大会ということもあり、観客こそおりませんでしたが気合と熱気に包まれ、アクシデントもなく無事に競技を終えることができました。

競技の結果こちらのホームページから
競技大会結果

最優秀賞 北海道日高装蹄師会 大東正史 
優秀賞  JRA装蹄師会 池田駿一郎
3等賞  JRA装蹄師会 福藤豪

種目別優勝者
単独造鉄競技種目 NAR教養センター装蹄師会
柴田将史
装蹄競技種目 同 柴田将史
装蹄判断競技種目 JRA装蹄師会 池田駿一郎
(敬称略) 

選手の皆様、日本装削蹄協会・装蹄教育センター、JRA、競技委員及び関係者の皆様お疲れ様でした。

来年はコロナの影響が無いことを願っております。

私個人の感想としましては・・・
競技委員としてルールの勉強不足に反省、と、
担当した3号馬が人懐っこくて可愛かったことです。
ちなみに3号馬は蹄が大きく(カークハート4号)造鉄と装蹄は大変そうでした。😌KWPN。

ないないない・・・。

あれれ?
無い・・無い・・無い・・・。
昨日の現場に落としたか??。

と、左手に握りしめた
釘締め用のヤスリをしばらく探す長月晦日の朝。

秋だねぃ。😔

今月のオススメ♪

今月のオススメです♪。
ハエにお困りのクラブにオススメ♪です。
ムシ獲り

合同競技会開催

平成4年7月30日(土)
宇都宮・装蹄教育センターにおきまして
クレイン・関東 両装蹄師会合同競技会(全国大会予選)が行われました。


クレイン装蹄師会 7名
関東装蹄師会   3名  計10名


競技内容
第一競技 07タイプ 後肢ペア 25分
第二競技 連尾&07タイプ前肢(ヤスリ有り) 45分

二班に分かれての競技でした。


優勝 後藤装蹄師(クレイン)
2位 武藤装蹄師(関東)
3位 伊藤装蹄師(クレイン)


午後は羽石装蹄師(クレイン)による
山田武男式鎌形蹄刀制作法をやっていただきました。

開催に向けて尽力していただきました下村センター長を始めとする教育センターの皆様、クレイン装蹄師会の皆様、関東装蹄師会競技役員の皆様ありがとうございました。

暑い中で頑張った選手の皆様お疲れ様でした。
🙇

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