ブログ

- ブログ 最新情報 -

雨が降るとアシが腫れる。

雨が降った馬場で乗るとアシ(肢)が腫れるのは、きっとこういう感じだからだと思います。

イメージ図はイメージをつかんでもらいやすくするため少々オーバーに描いてはあります。
m(_ _)m

馬は本来カタイ草原で生活してきた動物なので、カタイ地面を前提として肢が半自動的に可動する仕組みになっております。

カタイとカタカナで表記しているのは、カタイイメージがわりかし曖昧だからです。
私としては草原や芝馬場くらいのカタサのイメージです。

「馬の肢が半自動的に可動する」というのは関東装蹄師会が主催している青木先生の馬学講座を聴いていただいている人は納得していただいていると思います。

平たく言うと、雨が降って水捌けの悪い馬場では球節が過度に沈下し、浅屈腱に過度の負荷がかかり、屈腱炎(いわゆるエビ)になってしまうということです。

DSC_7910

腱は健康な馬であっても微細な損傷と回復を繰り返しており、過労や加齢、度重なるストレスなどでその修復バランスが崩れて発症すると思います。

雨の日は老齢馬はなるべく控えるとか・・・
なるべく固そうな場所を選んで走らせるとか・・・
乗り終わったら肢を冷やしてあげるとか・・・
が良いかと思います。m(_ _)m

蹄踵の沈み込みを軽減させるため、エッグバーや長い鉄尾が有効ですが、少し良くなったからとまた濡れた馬場で乗ると、エッグ部分や長い鉄尾が馬場からの蹄の抜けを悪くし、かえって逆効果や落鉄の原因となります。

もし屈腱炎になってしまったら、しっかりした休養、アイシング、固く(コンクリートやアスファルト)平らな路面での曳き馬がヨイかと思います。
m(_ _)m

コメントは受け付けていません。

PAGE TOP