飛節の距骨滑車の軸がなぜ肢軸とズレているのか??。
自分なりに考えてみました。
1、曲げたくない。(逆説的な考え)
肢軸と同一線上に距骨滑車の軸があると、当然力が伝わりやすい。すなわち馬体と地面との力のやり取りがスムーズに行えます。
しかしながら、スムーズに力が伝わりやすいデメリットとして、
「伸ばした飛節がたたまれやすい」のではないでしょうか?。
せっかく関節を伸展させても、すぐに屈曲するようでは効率が悪く、筋肉量もそれだけ余分に必要です。
軸をずらすことによって肢を突っ張りやすく、飛節を曲げにくくします。
肢を突っ張ることによってエネルギー効率良く走ることができ、立ったまま寝れたり、肉食動物から逃げられるスタミナを手に(足に?)したのではないでしょうか?。
https://youtu.be/3wbJZ_kVhww
スローモーション
馬の飛節は、カンガルーやバッタのように屈曲した関節を伸展させて馬体を前に動かすのではなく、どちらかというと突っ張って、後ろからきた荷重を前に送り出しているのではないでしょうか?。
(厳密には少し曲がっているようですが。)
馬が飛節を曲げるのは、身体を前に出す時ではなく、後肢を前に送り出すときだと思います。
続く。