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第20回 獣医師生涯研修 に参加させて頂きました。

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 昨年に引き続き、今年も全国公営競馬獣医師協会主催の獣医師生涯研修に関東装蹄師会より参加させて頂きました。(@那須・地全協教養センター)

 2週間に渡り14講座が開かれ、私は麻布大学、石原先生の「馬の跛行診断・診断麻酔」と、同じく麻布大学、大石先生の「運動器疾患に係わる部位の解剖」に参加させて頂きました。

 跛行診断では実馬を用意し、実際に屈曲試験とAAEP grade (0~5)という跛行グレードに照らし合わせて丁寧に説明してきただきました。
 また、跛行はトリートメント(治療)ではなく、マネージメント(管理)だというのが大変印象的でした。

 解剖は、立居(立たせた状態)による解剖でした。
 馬の後肢は膝蓋骨の作用によって、筋肉を使わずに肢をピンと伸ばし立つことができるのですが、前肢にもそれに似た作用(筋肉を使わずに肢をピンと伸ばす)があると教えていただきました。この作用により、馬は立ったまま寝ることができると言われております。(馬以外の立ったまま寝れる動物はこの作用を持っているそうです。)

 私は個人的に、この支持作用は馬の肢の運動の根幹だと思っています。また機会がありましたら是非解剖に参加したいと思っております。

 大変勉強になった2日でした。
 参加させて頂きありがとうございました。