平成29年 2月3日(金) 装蹄教育センター(宇都宮)にて
第5回 スポーツ&アスリートホース 装蹄セミナー が行われました。
クレイン装蹄師会の主催です。
この会は主に乗馬の装蹄師、獣医師の有志により発足した会で、現場の装蹄師、獣医師のための研究発表、及び勉強会です。
今回のメインテーマは「ナビキュラー症候群」でした。
ナビキュラー症候群は発症する原因もわかっておらず、診断するのも難しい症状です。
発症すると長い治療期間が必要になり、また対処方法も確立されていないので、個人の経験からくる技術等に頼っているのが現状だと思います。
ナビキュラー症候群を、骨格等の基本的な構造から学び、症状の種類の把握、またそれに対して、装蹄サイド・獣医サイドからのアプローチ方法を会場に集まった人たちで共有し、より良い対応に役立てるのを目的としました。
(配布資料より抜粋)
私、個人の感想としましては、教科書から教わる一方通行的授業よりもこういった双方向型の勉強会で自分で悩み、考える方が刺激的で面白いと思いました。
100点満点の答えはきっと現場にはありません。
100点に近づけるよう日々悩み、トライ&エラーを繰り返し、努力をしています。
こういったセミナーに参加することで、最新の知見、ほかの人のやり方、考え方を学ぶことによって正解ににじり寄ることができるのだと思います。
また、このセミナーに獣医師も数名参加(主催)していただいておりますが、同じ情報、知識、技術、問題などを共有することにより、馬への対応がお互いによりスムーズになり、それは馬にとって一番重要なことになると私は思います。
当初私の装蹄用車が故障してしまい参加をあきらめていたのですが、無理して軽トラで駈けつけて良かったとおもいました。
今後ともこのセミナーが継続されることを切に願っております。