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距骨滑車の軸が斜めの理由その2。

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あまり時間があくと論点がぼやけたり、ちぐはぐになったりしますのでなるべく急いで執筆してます。

距骨滑車の軸が斜めの理由(私的考え)
その2.

「偶力」
何年か前の青木先生の馬学講座で「偶力」という言葉が紹介されました。

馬の肢の上部は肩甲骨、上腕骨、寛骨、大腿骨がそれぞれで電車のパンタグラフのような構造をしており、衝撃を逃がしている。この力を逸(そ)らすことを「偶力」という。

という趣旨のことをおっしゃっていたと思います。

私はこの力を逸(そ)らす「偶力」の構造が、この飛節の距骨滑車の軸が斜めの一因ではないかと考えています。

重たい馬体重を支えながら、大地を蹴り(この「蹴る」という表現も今後考えてみたいと思っています。)、当然蹴った力は地面に当たり、推進力として?馬体に帰ってきます。

となると、馬体から出た力と、地面から反射してきた力がどこかで衝突するのではないでしょうか?。

角度を形成している飛節はその力の衝突においてウィークポイントになりそうです。

そこで、肢軸と距骨滑車の軸をずらすことにより「偶力」、つまり力を逃がす事によって

飛節を守っているのではないでしょうか?。

次回は斜めの理由その3です。

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