記事一覧

馬頭観音ー3。 その地域特性

アップロードファイル 106-1.jpgアップロードファイル 106-2.jpgアップロードファイル 106-3.jpgアップロードファイル 106-4.jpgアップロードファイル 106-5.jpg

~ 明日なら屁~かまして 室が燃え ~ 秘密の暗号。

小4の娘が時代の順番がわかりづらいとのことで、頭をとって即興で創ったら我ながらできがよろしかったのでつい発表♪。

飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土・桃山 江戸。

旧石器時代、縄文、弥生、(古墳時代)及び、明治、大正、昭和は自己責任にてお願いします。

あすならへーかまして、むろが(あ)もえ。

そんなワタクシですが、歴史、地理など社会が全くダメです。名門駒場学園の出身ですし・・・。ついでにいうと理科(とくに生物)以外壊滅的にダメです。

それでも齢(よわい)を重ねるごとに知る楽しみを実感し、遅ればせながら興味の赴くままに知ることを楽しんでおります。

さて、本題です。
                                

~ 馬頭観音の地域性 ~

・・・と、言いましても隣県の福島と千葉についてです。

そもそも書籍が少ないので。

馬頭観音の石碑が関東(東日本?)に多く見られると前回も書きました。

で、たまたまアマゾンのマーケットプレイス(中古本販売)で入手できた書籍が福島(役馬と碑{いしび}・例の1.3万円したやつ)と千葉(房総の馬乗り馬頭観音)という本でしたので。

茨城でよく見かけるのは「馬頭観世音」と字だけ彫刻されている石碑です。
前々回の馬頭観音の写真で電柱の横の道端にあった石碑は偶然通りすがりに見つけたものですが、仏像姿の彫刻でした。(顔が摩耗して見えづらいが、上部に「馬頭観世音」と彫刻が施してあった。
ちなみに、実穀から土浦方面に進み、この石碑を目印に左折をすると土浦市右籾の吉野家(ブックオフ・バザール並び)にピタリと出られます。
地元ネタで恐縮ですが・・・。細~~い住宅街を抜ける道ですが・・。
m(__)m

今のところ、ふわっと確認しているだけですが、茨城県内で私が知っている仏像姿の馬頭観音はこの土浦市の1例のみです。

お隣千葉県には「馬乗り馬頭観音」という珍しい馬頭観音が多数確認されているようです。

「馬乗り馬頭観音」は全国でもここ(房総)だけに見られる珍しい石像で(長野、群馬、福島、埼玉にも数例は確認)、房総の中でも東房総(銚子、旭市、八日市場市あたり)に1面2臂(1面多臂含む)が多く、内房(木更津市、袖ケ浦市、市原市あたり)が3面多臂が多く存在していることがわかっているようです。

この偏在性は何を物語っているのでしょうか???。

極私的な見解ですが・・・。

海から渡って来たのではないか?? と、私は超個人的に思います。(そう考えると単に楽しいから。)
楽しいだけじゃダメですか!! ┗┗(゜ロ゜;

銚子市などの東房総は伊豆半島以西の外洋ルートで、木更津市などの内房はアクアライインを越えて・・・嘘じゃ!! (゜ロ゜;
東京湾を越えて、三浦半島とか?川崎とか?横浜とか??。

鹿島神宮が海に近いところにあるのは、海洋ルート(親潮)に乗って大和朝廷の勢力が移動してきたからではないかな~~・・・と、個人的に思っているからです。

一度に多くの人数や物資を運搬でき、山賊などに狙われにくい海洋ルートは当時としては危険でもあったけど、有効手段だったのではないでしょうか??。

ちなみに「常陸の国風土記」には行方郡(霞ヶ浦北側・鹿島市の隣)では大和政権の使者が先住民(佐伯)を討伐したと明記されていますし。

まあ、そんなこんなで、静岡・伊豆半島以西に1面2臂の馬乗り馬頭観音を、また、東京湾西部(三浦半島?川崎、横浜?)に3面多臂の馬乗り馬頭観音が確認できたら・・・

面白いだろうな~~~・・・ という希望的観測です。

                                
福島には「厩山」とか「東堂山」とかと彫られている石碑があり、これも馬頭観音だとか。

「厩山」は会津に多く見られ、厩獄山が本山とされているようです。

「東堂山」は磐城地方に多く見られ、本山は田村郡小野新町にあるようです。

                                 
昔(古代かな?)には、東日本は軍馬の一大生産地ではなかったか??との説があるようです。

大和朝廷が先住民を追い立てて北上していくのに、軍馬、燃料、食料などの供出地だったようです。

まぁ、先述した通り私の歴史感はポンコツなんですけど・・・。

群馬、栃木、茨城の北関東に加えて福島。

このあたりの古代史を勉強すると、古代日本人と馬との深い関係が紐解けるかも知れませんね~~。

おしまい。m(__)m

トラックバック一覧

コメント一覧